【七十二候・綿柎開】防災の日に向けた食の備え。ローリングストックのやり方と、常温でそろえる主菜・汁物・主食

先に結論:備蓄は「買い込む」より「食べながら備える」

防災の日は毎年9月1日、2026年は火曜日です。食の備えを始めるなら、専用の非常食をまとめ買いするより、ふだん食べている常温保存食品を少し多めに買い、古いものから食べて、食べた分だけ買い足す——この「ローリングストック」のほうが、無理なく続きます。

そろえる量の目安は、家族の人数×3日分(できれば7日分)。中身は「主菜・汁物・主食」の3つを組み合わせると、非常時でも食事の形が崩れにくくなります。この記事では、その3つの型と、常温で長く置ける具体的な選び方をご紹介します。


七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」とは

8月23日ごろからの5日間は、七十二候の「綿柎開(わたのはなしべひらく)」。二十四節気では「処暑(しょしょ)」の初候にあたります。

「柎(はなしべ)」とは、綿の実を包んでいる萼(がく)のこと。その萼が開いて、白い綿がのぞきはじめる頃、という意味です。「処暑」の「処」にはとどまる・おさまるという意味があり、暑さがようやく一区切りつく頃とされてきました。

とはいえ実際の8月下旬は、残暑と台風の季節。昔から、収穫を前に天候を案じる時期でもありました。9月1日の「防災の日」が、関東大震災(1923年9月1日)と、台風の多い二百十日の頃に定められているのも、この季節の性格をよく表しています。暦の上で夏が終わるこの候は、食の備えを見直すのにちょうどよいタイミングです。


ローリングストックのやり方(3ステップ)

ローリングストックは、防災の備えとして広く紹介されている考え方です。やり方はとてもシンプルです。

  1. ふだん食べているものを、少し多めに買う。「非常時にしか食べないもの」を選ぶと、結局手をつけずに期限が切れます。好きな味・食べ慣れた味を選ぶのがコツです。
  2. 古いものから、ふだんの食事で食べる。月に1〜2回「備蓄を使う日」を決めてしまうと習慣になります。
  3. 食べた分だけ買い足す。これで、常に一定量が家にある状態が保たれます。

あわせて確認しておきたいのが、加熱手段です。停電・断水時はレンジも炊飯器も使えません。カセットコンロとボンベ、そして「お湯を注ぐだけ」「湯せんだけ」で食べられるものを一定量まぜておくと、状況が変わっても対応できます。

「主菜・汁物・主食」でそろえると献立になる

備蓄というと主食(米・パン・麺)に偏りがちですが、それだけでは食事が単調になります。実際の災害時には、たんぱく質のおかずと、温かい汁物が不足しやすいと言われています。

役割 そろえるもの ねらい
主菜 肉・魚のレトルト惣菜 たんぱく質を含むおかずを確保する
汁物 フリーズドライのスープ・みそ汁 軽くてかさばらず、温かい一杯になる
主食 おかゆ・ごはん・麺 体を動かすもとになる

常温で備える、3つの型

① 主菜:たんぱく質のおかずを、湯せん5分で

【高タンパク11種セット】肉のおかず 詰め合わせ レトルト惣菜(無添加・湯せん5分)

備蓄でいちばん抜けやすいのが、肉・魚のおかずです。こちらは国産の肉のおかずを11種類詰め合わせたセットで、保存料不使用・常温保存。湯せん5分で食べられるので、カセットコンロがあれば停電時でも温かい主菜になります。

味の種類が多いので、ふだんの食事に1袋ずつ回していく「ローリング」がしやすいのも利点です。仕送りやギフトにも選ばれています。

② 汁物:お湯を注ぐだけ、10種20食

フリーズドライ しあわせいっぱいスープセット 10種20食セット(化学調味料無添加・コスモス食品)

フリーズドライは、軽くて場所を取らないため備蓄と相性のよい形状です。10種類20食入りで、和洋のスープがひととおりそろいます。

温かい汁物は、水分と塩分を一緒にとれる形でもあります。暑さの残る時期にも、冬の停電時にも、一杯あるだけで食事の印象が変わります。化学調味料無添加なので、ふだんの食卓にもそのまま出せます。

③ 主食:お湯を注ぐだけの、やさしい一杯

養命酒 五養粥 やくぜんシリーズ 5種10食セット(薬膳お粥・フリーズドライ)

備蓄の主食としておかゆをすすめる理由は2つあります。ひとつはお湯だけで用意できること。もうひとつは、食欲が落ちているときでも食べやすいことです。避難生活では食が細くなりやすいと言われており、やわらかい主食が1種類あると安心です。

五養粥は5種類の味が2食ずつ。ふだんは夜食や胃を休めたい日の一杯として、無理なく食べ回せます。


※在庫状況により、掲載商品が品切れの場合があります。あらかじめご了承ください。


店長のひと品

【高タンパク11種セット】肉のおかず 詰め合わせ

備蓄食というと、どうしても「カンパン」や「ご飯」のイメージが強いですが、私がいちばんにおすすめしたいのは、この「肉のおかずセット」です!

災害時や疲れているときは、どうしても食事が炭水化物に偏りがちになります。そんなとき、ゴロッとしたお肉のおかずが1品あるだけで、食卓の満足感がまったく違います。しかもこのセットは保存料不使用で、常温保存OK。湯せん5分で温められるので、カセットコンロと少しのお水があれば、いつでもホカホカのおかずが食べられます。

「今日はご飯を作る時間がない!」という忙しい日の夕食にも大活躍するので、我が家でも立派なローリングストックの主役になっていますよ。

健康管理士からのひとこと

災害時の食事で最も気をつけたいのは、「栄養の偏り」による体調不良です。 おにぎりやパン、麺類などの炭水化物(主食)は比較的確保しやすいですが、それだけではビタミンやたんぱく質が不足し、免疫力の低下や疲労感に繋がってしまいます。

そこで大切なのが、記事内でもお伝えした**「主菜(たんぱく質)+汁物(水分・塩分・ミネラル)」**の組み合わせです。 特に温かい汁物は、不足しがちな水分を手軽に補給できるだけでなく、不安な状況下で心と体をホッとリラックスさせてくれる働きもあります。備蓄を見直す際は、カロリーだけでなく「心と体の健康を保つための栄養」が足りているか、ぜひチェックしてみてくださいね。

次の候は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」

8月28日ごろからは、処暑の次候「天地始粛」。天地の暑さがようやくおさまりはじめる頃、という意味です。朝晩の空気が少しずつ変わり、食卓も夏のものから秋のものへ移りはじめます。

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